①脱毛について

心のケア

こんにちは、本日は、数あるblogの中から、oba活のブログを訪問して下さり、有り難うございます。今回は、癌治療中、メンタル的なことに関して、私が気をつけていたことに関して書いていきたいと思います。

わたしは、抗がん剤を使用していた際に脱毛がありました。抗がん剤を使用して最初のうちは、“なんだ、わたしは抜けないんだわ”と、髪に関しては、気楽に過ごしておりましたが、やはり、徐々に抜けてきました。

自然と抜け落ちてくる髪の毛を、夫が気を遣って掃除機をかけてくれるのが申し訳なくて、ごみ箱の上で“今、手に触れてぬける分くらいは・・・”と、髪をむしっていると、“おやめなさいよ!”と、慌ててとめてくるのがおかしくて、2人で大笑いして過ごしておりました。本来ならば、暗くなるところかもしれませんが、夫の言動がおかしいので、常に“笑い”がありました。

たまたま、わたしの夫の職業は美容師、と言うこともあり、試着してみて決めたら?と、ウィッグのカタログを持ち帰ってくれました。カタログを見てから、これが良い!と、言うものを3つ、4つ、取り寄せてくれました。その中から試着して、これが1番しっくりくるかなぁ?と言うものを、1つ選びました。

“脱毛”、というと、わたくしの想像の中では、髪が一挙につるっといくイメージでしたが、わたくしの場合は、そうではなく、ところどころの脱毛で、まるで“落ち武者”のような抜け方でした。夫が美容師でなければ、なかなか人に見られたい姿ではなかったと思います。

子供たちにも、このわたくしのリアルな現状を見せて良いものやら・・・と迷いましたが、案外子供たちは平気で、“ママ、ワンパンマンみたい!”と、わたしをからかっておりました。皆さんは“ワンパンマン”をご存じでしょうか?

“アンパンマン”ではなく、“ワンパンマン”でございます。ワンパンチで悪者を吹っ飛ばす主人公の頭はつるっつる、それはもう最強です。そのアニメが子供たちの間で当時流行っていて、わたくしの頭を見た子供たちもゲラゲラ笑い、私のことが大好きな長女は、どこか申し訳ない、と思うのか、よその方向を見てくすりと笑っておりました。

そんな様子を見て、本当に、髪がなくなろうがどうしようが、私がそこに“存在する”ということが、夫や子供たちにとってこんなに影響があるのだとしみじみと感じ、このような中、暗黒時代になるはずを、“笑い”で乗り越えさせて頂いているのだと、有り難く感じました。

夫の方も、“大丈夫、大丈夫!僕はお客様でも、ウィッグの方を沢山見てきたし、ウィッグのカットもしたことがあるからね”と言うので、安心して委ねることができました。きちんとしたウィッグを購入した後には、髪に関しては、精神的な余裕もでき、インターネットで見ると、かなり低価格で色んな種類のウィッグが販売されていることを知りました。

あまりに安いので、自分のテンションを上げる為に、いくつか、購入してみました。思ったよりチープでもなく、これは使える‼しかもお高くないので、すぐ使えなくなってもそんなにダメージがないわ、と思い、気に入った長さのものはカラー違いで購入したりして、如何に楽しく過ごすか、と言う、メンタルの方を大切にしました。

わたくしと同じような状況下で悩んでいらっしゃる方、もしくは、家族の中で脱毛による苦しみや辛さを感じている方は、是非、自分のメンタルが上がるようなウィッグなどを試してみてはいかがでしょうか?

“思う”より、“行動”を先にすることで、気分転換になったり、何か気持ちの変化が訪れることもあるのではないかと感じています。本日の投稿は以上となります。大切な時間を使い、oba活のブログを訪問して下さって、有り難うございました。

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