②ネイルについて

心のケア

こんにちは、本日は、数あるblogの中から、oba活のブログを訪問して下さり、有り難うございます。今回は、癌治療中、メンタル的なことに関して、私が気をつけていたことに関して書いていきたいと思います。

抗がん剤治療をしていると、抗がん剤のお薬の種類によっては、爪も弱ってしまいます。わたしの場合は、1度目の抗がん剤のお薬の時は爪の色が黒ずんでしまい、2度目の抗がん剤のお薬の時には、爪が2枚重なっているうちの表面の堅い爪が所々剥げてしまいました。

そこで、1度目の抗がん剤治療の最中に、爪が変色したことを、当時懇意にしてくれていた看護師に相談しました。すると、看護師は、“お湯でオフできるマニキュアがあるのよ”、と、教えてくれました。

サンプルも病院にあり、購入は病院ではできなかったのですが、“全色塗ってみても良いよ!!”と、看護師がサンプルを沢山持ってきてくれました。“そんな素敵なものがあるんだわ!!”と、欲張って、10本全ての指に色違いでそれぞれに塗ってみて、香りや、塗った後の爪の状態などを、実際に試してみました。

当時、抗がん剤を初めてからは、“匂い”に敏感になってしまっていたわたくしは、元気なときであれば“良い香り”と、思っていた香水の香りでさえ“吐き気”に繋がってしまっておりました。

タバコ、柔軟剤、洗剤、石鹸、シャンプー、コンディショーナー、時には炊き立てのご飯の匂いにすら不快になってしまっていたので、勿論マニキュアなど、もってのほかだと思っておりました。

ですが、つけてみたマニキュアからは、不快な香りが一切せず、色も綺麗で、黒ずんだ爪を見るたびに滅入りそうになる気持ちもぱっと明るくなりました。インターネットとかでも購入できると思うよと教えて貰いましたので、早速色々調べてみることにしました。

インターネットで調べますと、確かに体に負担のないお湯でオフできる無臭のマニキュアがあり、病院で試し塗したマニキュアとは種類は違うようでしたが、3種類程購入し、使ってみました。

お風呂に入るとすぐペロンと取れてしまうのですが、その日1日、もしくは、2日程楽しめて、気分転換になるものでしたので、お洒落とは程遠いわたくしの気分転換のアイテムとして、楽しむことができました。

その後は、ますます爪も弱ってきましたので、爪の保護の為に、ちゃんとしたネイルサロンへ出向き、サロンの方に現在治療中であることと、爪が弱っていることを相談しました。そして、人生で初めてのジェルネイルと言うものをやってみることにしました。

本当にお洒落とは無縁で、美容室やネイルサロン、まつエク等に興味のない生活を送ってきたわたくしの人生が一変致しました!!夫は美容師ですから、こちら側の人間ですが、わたくしはすっぴん大好き、自然体が1番だわ~と、ただの面倒くさがりな性格をごまかして生きてきましたが、まさか、この歳になってネイルサロンに出向くことになろうとは、夢にも思っておりませんでした。

爪が爪としての役割を、あまり果たしてくれておりませんでしたが、このジェルネイルのお陰で、マニキュアを自分で塗ってみる日々より、更にテンションも上がり、爪も保護されるし、ということで、暫くは楽しむことができました。

2,3週間に1度のペースで通っておりましたが、残念なことに、とうとう、ジェルネイルを塗るのもままならない程、抗がん剤によって、爪がボロボロになって、ジェルネイルも断念しないといけなくなりました。

この頃には、爪は本当に弱っていて、玉ねぎの皮すらむけない日々が少しありました。ネイルサロンの方もプロですから、きちんと爪の状態を見て、今の爪の状態では危険なので無理だと丁寧に説明してくれましたので、本当に良い方に出会えたと今でも感謝しています。

やはり、爪は大切な体の1部ですから、爪の変色などが気になる方は、自分で判断するのではなく、かかりつけの病院でネイルについて聞いてみたり、ネイルサロンの方に自身の身体の健康状態、抗がん剤の使用の有無等をお伝えした上で、使用可能かどうか、プロに判断して頂くのが大切なことだと思っています。

わたくし個人の、癌治療中のネイルサロンの感想は、やはり、むき出しの状態の爪よりは、ジェルネイルなどでコーティングされている状態の方が、守ってもらえてる感覚になりますし、何より指先が華やかになると言うのは目にするだけで、日々のテンションが上がる、良いアイテムだったと感じております。

本日の投稿は、以上となります。貴重なお時間を、訪問して下さり、有り難うございました。

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